二者択一の国民投票によって国家の行く末を決定して良いのか?

イギリスのEU離脱を巡る国民投票が23日夜(日本時間24日朝)に開票され、(法的拘束はないものの)EU離脱多数という結果に終わった。ここで考えたいのは、国家の重要な行く末を二者択一の直接選挙である国民投票の議題としても良いのかというものである。…

信頼

信頼というものについて考えてみたい。 信頼は人間関係の中でとても重要なものである。仕事であっても信頼があってこそのビジネスであるし、友達関係も信頼があってこそ続くものである。良好な人間関係は信頼が軸になる。それでは、この信頼はどのように築か…

ボランティアに参加して

先日地元の清掃活動のボランティアに参加してきた。そこで改めて実感したことは「お金にならない活動の精神的充実感」である。 もちろん、ボランティアに参加することとは自分の時間を削って他人のために何かすることである。今日、根付いている合理性という…

教育の機会平等

教育の機会平等は保たれているのか。最近、大学の奨学金を無償化にしろと唱えている学生がいたので考えてみたい。 私は教育の機会平等は保たれていると感じる。 奨学金制度がそうである。「奨学金は裕福ではない家庭の子供にも平等に教育を受ける機会をあた…

老害

老害と呼ばれる人がいる。(ここでの老害とは「自分のやり方に妄信しきっているために、他人の意見に耳を貸さない人」とする。)もし同じ環境に彼らのような存在がいるとしたら、弊害が生まれる。 なぜなら、彼らは自分のやり方に妄信しているあまり、それ以…

自立と自律

今日、自立している人は大勢いると思う。親から自立している人や、経済的に自立している人は身の周りにもいる。自立とは「自分だけで物事を行う」ことである。したがって、年齢が上がり社会人として仕事に取り組んで、労働の対価として得たお金で生活する事…

組織が上手く機能するには?

そもそも組織とは、広辞苑によると、「ある目的を達成するために、分化した役割を持つ個人や下位集団から構成される集団」というものだ。つまり、学生ならば学校・サークル・ゼミ活動・クラスなどが組織として考えられる。社会人であれば、所属している会社…

本音と建て前

普段私たちが過ごしている社会というものは、人とのつながりで形成されるものだ。その社会は特別な状況にいない限り、誰しもが参加するものである。そこに自分の価値観だけで正直に“本音”で話をしている人は煙たがられる。もちろん、単純に周囲の反応に対し…

バイトと社会人は同列なのか

最近バイト先の人と話していて、違和感を持つようになった考えがある。それは【バイトでの経験が(正規雇用の)社会人になっても役に立つ】というものだ。これには、例えば塾講師のバイトをして、教師になりたいという職業的に密接な関連性のある人には当て…

親切と社会

高校時代に松葉杖を使って生活していた時期がある。この時、小さなことではあるが、電車の中で座席を譲ってもらうなど、他者の「親切さ」を強く感じる機会を得た。たまたま居合わせた多くの人たちが親切にしてくれた。松葉杖を使っているという見た目にも分…

他者に認められる

他者に認められると嬉しく、認められないと悲しいと感じる人が世間では多いのではないだろうか。実際に自分にもそのような経験はある。部活で控えにいたときは監督に認められていないと悲しく感じたし、スタメンに選ばれたときは認められたと嬉しく感じた。…

クリスマスの空気

「クリスマスは恋人と過ごす。」こうした過ごし方が世間の若い人たちには浸透してきたように思える。しかし、これを押し付けてくる傾向が気に食わない。なぜ恋人と過ごすのが当たり前ということになるのか。 元々クリスマスの語源は、Christとmasに分けるこ…

ひどい政府は愚かな民がつくる

これは明治初期に福沢諭吉によって書かれた「学問のすすめ」の一節である。今日の日本政府がひどいかどうかはさておき、近年、学問のない愚かな民が数多く出現しているようだ。それでは学問のない民が多くいると、はたしてひどい政府ができあがることの他に…

長男の役割

「お兄ちゃんだから我慢しなさい。」誰しもが一度は聞いたことあるセリフであると思う。なぜお兄ちゃんだと我慢しなければならないのか。まだ年端もいかない兄であったら理不尽ではないか。この理不尽さの根底にある、特に長男の役割はどういうものなのか。 …

キリシャ危機

最近ニュースとなっているギリシャ危機とは何か。 現在騒動となってはいるが、2009年にも同様のギリシャ危機というものが言われていた。2009年のギリシャ危機と2015年のギリシャ危機のそれぞれの経過をみていく。 そもそも、現在EU内では「ユーロ」という統…